5年ほど前に、昔通っていた美容室を再度訪れてみた経験があります。
担当美容師が独立したため、それ以降その美容室には通わなくなっていたのですが、行きつけの美容室の予約が取れなかったため、仕方なく以前通っていた美容室に戻ってみたのです。
いきなりタメ口の新人アシスタント
この日は、店長を指名し、カラーと前髪カットを予約していました。
店長は、たくさんの客を抱えていたため、カラーは新卒1年目のアシスタントの方に担当してもらうことになりました。まず、そのアシスタントについて驚いたのが、初対面で年上の客である私にタメ口で接客をしてきたことです。
驚かされたのは、それだけではありません。カラーリング剤の塗り方もとても雑でまだらだったのです。
単純に言うととても不器用でした。髪の毛が絡まりまくる中、彼女は必死にカラー剤を塗っていたのです。
コミュニケーションの問題には目を瞑ることができても、仕上がりを想像すると技術的な問題には敏感になってしまいました。
内心、「これで大丈夫かな?」と不安に思っていたのですが、最終的には担当である店長がチェックするものだと思っていたので、いずれ指摘してくれるだろうと考えていました。
ところが、カラーの作業が終わっても、店長がチェックをすることはなく、そのままにされました。
この時点で、ますます仕上がりが不安になっていきました。
浸透時間を置いて、シャンプーをすることになったのですが、ここでも店長のチェックはなく、新人アシスタントの感覚で、染まったかどうかを確認しただけでした。
そして、今度は別の新人アシスタントに交代し、シャンプーをしてもらうことになったのです。
しかも、彼女も同じく新卒1年目で、美容学校を出たてだとのことでした。
シャンプーで背中がびちょびちょ!?
少し、心配になりながらも、シャンプーで失敗は流石にないだろうと高を括っていました。
彼女は、卒なく会話をこなしながらシャンプーをしてくれたのですが、全く気持ちが良くなかったです。
まぁ、こればかりは経験なので技術不足は仕方ないと諦めていたところ、衝撃の出来事が起こりました。
シャンプーをお湯で流す際、背中まで水が流れてきたのです。
それも一度ではなく2度も。
アシスタントは、何も言うことなく、シャンプーを済ませ、私を元の席に誘導し、ブローをはじめました。
え!?っと本当に驚きました。
私のシャツの背中部分が広範囲に濡れているということは言えなかったのです。
もちろん私の首に巻かれていたタオルもびっしょり濡れていて、彼女はそれを触ったはずです。
それにも関わらず、「大丈夫でしたか?」の一言もなく事は進んで行ったのです。
これには、本当に驚いたものの、どこかで謝ってくれるのではないかと期待してしまっていました。
指名した店長のカットはたったの5分
最後に、店長が現れ、ものの5分ほどで前髪を切っていきました。
染まり具合や、ブローについて言及することもなく、さっさと店長は去って行ったのです。
そして、お会計ではちゃんと正規の金額、もちろんシャンプーとブロー代も含まれた金額を請求され、私は何も言わずその金額を支払いました。
気づかないフリをしていたアシスタント
これは、新人アシスタントのミスを指摘することができなかった私の責任でもあるのですが、家に帰ってもまだ濡れているシャツを触りながら、心から悲しい気持ちになりました。
この出来事を、後日、行きつけの美容室で話したら、その美容師は険しい顔で、「それは、アシスタントが気づいていたにも関わらず、気づかないふりをしたんだと思います。」と言いました。
なぜならば、店側はシャンプーを担当して、客の首元に巻いたタオルが濡れていたら、服まで濡れている可能性が高いことはわかり切っているからだそうです。
それを聞いて今でも忘れられない、美容室でのモヤモヤ体験となりました。
口コミをしっかり確認しよう!
このモヤモヤ体験を機に思ったことは、先に口コミを確認しようということ。
以前通っていたという安心感から、何も考えずに行ってしまったのが間違いでした。
今なら、美容室をネット予約ができるホットペッパービューティーなどのサイトがあるので、次からは利用しようとおもいました。